必見!これからロードバイクを始めるひとへ【ヘルメット編】

ロードバイクでは着用義務ではないですが、被ってない人はほとんど見かけません。
初心者でも下り坂で、激コギしたら60km/h くらいは出せるので、被らないというのは自殺行為かと。
とは言え、ヘルメットもお安くないですよね。
私も最初「あればイイんだろ」程度に思っていたんですが、いろいろ奥が深いようです。

同じ見た目で値段が違う!?

スポーツサイクル専門店で安いものだとヘルメットは6000円くらいからあります。

私も最初は値段最優先で、そんなんでイイかなと思っていたんです。

でも隣に同じデザインで倍くらいするヘルメットが並んでるんですよね。

最初は、軽くする為にカーボン含有量の差で値段が決まるのかと思ってたんですが、どうやら機能の差が値段の差になっているようです。

MIPS機構!ってなに?

Multi-directional Impact Protection System の略です。

直訳すると、「多方向からの衝撃に対する防護システム」ですかね。

ざっくり言うと実際の事故を想定して、いろんな方向からの「衝撃をいなす」事で脳を守る機構のようです。

「いなす」ってどう言うこと?って思いますよね。

ではまずは、従来のMIPSではないヘルメットの説明から始めます。

MIPSではないヘルメットには、アウターシェルという外側の硬い部分の内側に発砲スチロールなどのインナーを緩衝材として装着したものが大半です。

これだと、硬い者が局所的に当たる強い痛みを伴うよな衝撃は防げますが、脳を揺らすような激しい衝撃は防げません。

例えば、棒で殴られも平気ですが、ハイキックの衝撃はまともに受けます。

ボクシングやキックボクシングでKOされるのってパンチやキックが当たって痛くて立てないんじゃなくて、脳が揺れて立ち上げれないわけです。

MIPSではないヘルメットは凶器攻撃には強いですが、真っ当な攻撃には弱いということですね。


MIPSヘルメットは脳が本来持つ防御性を模倣したもの。

MIPS機構はアウターシェルの内側にインナーライナーなるちょっと動くレイヤー(層)を装着したものです。

脳は頭蓋骨の内側との間に少しすきまを設ける事で、外からの衝撃が直接脳に伝わらないようにししています。

すきまがある事で、ある方向からの衝撃に対し少し反対側に動くことで衝撃をいなしています。

これを模して、アウターシェルに衝撃が加わった場合にインナーライナーが少しズレることで衝撃をいなしてくれます。

先ほどの例でいうと、棒で殴られても平気ですし、ハイキックを喰らってもある程度は衝撃をいなしてくれます(8カウントくらいで立ち上がれる?)。

こんな感じで動きます。




お値段は?

結局そこに行き着くわけですが、ゆるポタ道・カジュアルライド派の私はこれです。

MIPS仕様のヘルメット
MIPSを選択

エアロな感じではないヘルメット
エアロな感じではない


cannondaleブランドのMIPS仕様で約12,000円。


この手の「ザ・ロードバイク乗り」ってヤツは結構高いです。
でも、街ゆくローディはこんな感じがほとんです。

カッコいいエアロなヘルメット
カッコいいエアロなヘルメットが多い

20,000円〜40,000円くらいが相場でしょうか。
有名どころだと、OGKやGIRO、バイクメーカーのブランドなんかあります。


まとめ

これも「必見!これからロードバイクを始めるひとへ【値段編】」に書いたように、

自分の乗り方、スタイルを早く見つけて自分に合ったモノを買える範囲で買うしかないんです。

でも、最後の最後に突き放すのもなんですし、

「私はこんな基準で選びました。」というのを書いておきます。

  • 値段は20,000円未満で。
  • MIPSは必須。
  • 色は地味め。
  • 「ザ・ロードバイク乗り」的なのは敢えて避けた。


こんな感じでしょうか。この中でちょっと後悔しているのは、「ザ・ロードバイク乗り」的なのは敢えて避けたことですかね。

街で見かけるカジュアルライダーたちもヘルメットだけは「ザ・ローディ」な人が多いんで、そこはあんまりカジュアルライドにこだわらなくてもよかったかなと思っています。

でも、かぶって乗っちゃえば自分じゃ見えないですし、基本ぼっちライドなんであんまり気にはなりません。

極端な話、ヘルメットを被らなくても事故に遭わなければゲガはしませんし、

逆にめちゃめちゃ高いヘルメットを被っていたからといってどんな事故でも無事で済むかと言えばそんなことはないわけですが、

そこはケチらずに安全を重視で選んでください。

最初に選んだもので多少後悔してもお金で済んでるうちは安いと思いましょう。




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